kariaの日記 @ Alice::Diary

ノリツッコミの鳩子がはてなブログ書いちゃうよ/ブログデザイン変えました(2019/07/01〜)

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オタクが7年ぶりに77000円で引越をした話(前編:物件選び&引っ越し準備編)

オタクと引越、切っては切れないテーマだと思う。なぜならオタクは一般的に荷物が多い。溜まりに溜まった本、キャラクターグッズ、ポスターなどなど。

今年、私は7年ぶりに引越をした。荷物の量に関しては下手なオタクよりかは圧倒的に多いだろう。そんな私が引っ越したら一体どうなったのか、記録して残しておこうと思う。

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梱包および空になっていく本棚の様子

記録に残すモチベーションとしては、次の引越の際に自分で参考にするため、もしくは、自分と同じように荷物量の多い引越をする人のため、の2点がある。今回とにかくググってはろくな情報に当たらず苦戦するということを繰り返したので、この情報が何かの助けになると幸いだ。なお、「とにかく覚えていることは全部書く」というポリシーでやっていくので相当な長文になることが予想される。急いでる場合は必要な項目だけかいつまんで読むといい。

物件探し

まずは物件探しだ。引越を考え始めたのはコロナ渦に入ってから少しした2020年夏頃だったが、その理由としては「在宅勤務するにしては部屋が手狭」というものだった。しかし物件探しは困難を極め、実際に引っ越すのは1年後となった。不動産サイトを検索しては、条件に合う物件がイマイチない。「リモートワークなんだし、都心から遠くなってもいいから広くて安い物件を~」という理想は簡単にぶち壊された。

不動産屋などから収集した情報や私が探していた条件などを勘案すると、この理想がうまくいかない理由はいくつか考えられる。

  • 都心から離れると、比較的防音に強く機密性に優れる(=オタクに最適な)鉄筋コンクリートの物件は少なくなる。これは、郊外では3階建て以上の建物を建てる必要がない(→鉄筋コンクリートである必要がない)、都市計画の都合で高い建物を建てられない、もし建っていても分譲用マンションで賃貸になかなか出回らない、といった事情があるようだ。従って、郊外に行けば行くほど選択肢が減ってしまう。
  • 物件検索時に、無意識に「駅から徒歩●分」のチェックボックスをオンにしてしまっていた。駅からの徒歩分数が小さければ小さいほど、家賃は上がる傾向にあるので希望にかなう物件は減っていく。
  • コロナ渦において「1人暮らし用にも使える広め物件」の人気が上がり、争奪が激しくなっている。つまりすぐ埋まってしまうのだ。逆にワンルームの物件は不人気のようだ。

こういった状況を把握してきたある日、ふと考えた。

在宅勤務になって一番通っている場所はどこだろう?答えは、スーパーである。

在宅勤務になってからは2~3日に1回のペースでスーパーに通うようになった。だったら、住居の近くにあるスーパーが、QoLを左右するのではないだろうか?実際、郊外の物件を見ていても近くに馴染みのスーパーがなく不安に襲われた(実際に現地のスーパーを見に行ったりもした)という経験もあり、近隣に信頼できるスーパーが存在していることが重要である。

そこで私はオーケーの店舗一覧を開いた。関西スーパーの買収合戦を繰り広げていることで話題の、あのディスカウントストアである。

ok-corporation.jp

このページではGoogleMap上にオーケーの各店舗の位置がマッピングされている。この店舗一覧の中から、ほどほどに家賃相場が安く、広め物件がありそうな地域をチョイスし、その店舗からの徒歩もしくは自転車圏内で物件を探すことにきめた。名付けて「オーケー駆動引っ越し」である。

実際の物件検索にはニフティ不動産を利用した。ニフティ不動産は他の不動産サイトのキュレーションを行っているサイトで、乱暴な例えをすると不動産版カカクコムといった位置付けである。そのため掲載物件数が多いという特徴があり、さらにこのサイトでは「地図から探す」という探し方が提供されているので、先ほど決めたオーケーの店舗の周辺物件を地図上で探すことができる。

myhome.nifty.com

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地図検索。もう少し近づくと実際の物件の位置が表示される。

一般的な不動産検索サイトでは駅から徒歩5分・10分といった形の条件指定を行うが、駅徒歩分数を指定しないことで候補物件数が大きく増加した。実際のところ、週5で在宅勤務をしているので電車に乗る日の方が少なくなっており、駅までバス利用でも(土休日のバスが極端に不便じゃなければ)問題はない。ちなみに、以下の記事によると分譲マンションでも駅から離れた物件の人気が出てきているとのことで、皆考えることは同じなんだなと思った。

www.nikkei.com

内見

不動産屋は計3件行き、6件ほど内見を行った。コロナ渦で「リモート内見」だとか「内見を行わず写真で決める」といった方法もあるようだったし、「人気物件はすぐ埋まるから」と言われ建物の外見だけ見に行った(前の住人がまだいる状態で)という出来事もあったが、最終的には私は内見ができる物件にこだわった。なお、不動産屋にも「この商業施設の近くに住みたい」と伝えて候補を出してもらった。

なぜ内見が必要なのか。自分の中でうまく言葉にできていなかったのだが、実際に回ってみて感じたこととして、私自身が水回りのキレイさにはかなりこだわりがあった(というか、あまりに古かったり汚かったりすると拒否感が強かった)、ということに気付いた。写真で見ると汚く見えないが実際にはキレイというパターンもあり(逆パターンも当然ある)、結局のところは内見して気に入るかどうかが重要な要素となった。

その結果、今回は某大手不動産業者が出してきた物件にお世話になることになった。これまでのワンルーム30平米から2DK40.5平米という大進化である(2021/12/22 広さの表記を修正)。

この物件は、内見して水回りがキレイにリフォームされていたのが決め手となった。構造は残念ながら鉄筋コンクリートではなく重量鉄骨造なのだが、間取り的に隣室に音が漏れにくそうなところもポイントが高かった。なお重量鉄骨造は防音性は木造とあまり変わらないようなので、これから選ばれるのであれば間取りやどういうタイプの音が漏れやすそうか、といった点に注意してほしい。仮に鉄筋コンクリートの物件であっても、上階の子供が走り回るとさすがに階下にダイレクトに足音が響くことはあり得る(内見中に遭遇した)。

ちなみに、さすが大手といったところか、入居申込や状況確認は自分のスマホで行う方式となっており、紙にほとんど記入しなくて良いという点はラクだし安心だった。融通はちょっと聞きにくいが、お部屋改造DIYをしたい欲があるわけでもないし、余計な防虫剤などを押し売りして来なかったのでまあいいだろう。

引越の見積

次は引越の見積だ。これは物件決めに次いで非常に重要な要素だ。

何故なら引っ越し業界にはロクな相場というものがなく、見積によって全てが決まるからだ。今回は大手二社に順番に訪問見積に来てもらい、2社の価格を比較するという方法を取った。これまたコロナ渦ということもあり「訪問なしで荷物量を伝えることで見積をする」という手段もあったが、前述の通り荷物量が非常に多いため、正確に見積もってもらうべく訪問見積を選択した。

1社目は、最初に見積書を提示した上で「今ここで決めてもらえるなら……」と言いながら、電卓上で79800円という価格を提示してきた。この会社の見積書には「第三者への開示を禁じる」と記載されているためここに掲載するのは控えるが、電卓上の提示価格の倍以上の価格であった。定価とは一体なんだったのだろう。

この会社の営業氏には「明日別の業者の見積があるのでそれを見て決める」という理由でお引き取り願ったのだが、「後から来た業者に決められちゃうんですよね~」などと愚痴を言いながら居座りを始め、なかなか帰らなかった。しかしこちらも頑固なので、態度が悪くなればなるほど「コイツには絶対頼まない」と思ってしまったので、居座りは逆効果である。

2社目は、1社目の見積金額を聞いた上で「では77000円でどうでしょうか」と、スッと低い金額を提示してきた。これまでの業者の説明に加えて過去経緯を考慮するとこれ以上大きく下げるのは難しいと判断し、ここで申込を行った。聞くところによると、トラックの種類が「2トンロング」と「2トンショート」各1台で合計2台になるそうで、この台数が1台にならない限りは大幅な値下げは難しいそうだ。ちなみにキャンセルも直前でなければ無料なので、一旦承諾しておいてもう1社見積りさせることも可能ではある。

なお「過去経緯」というのは、7年前のお引っ越しのとき実は2トンロング車1台で荷物が全て収まり、費用は43200円だったのだ。増えた2トンショート車1台分がこの7年間で増えたオタクグッズ(やそれを収納する家具類)という計算になる。そう考えるとずいぶん買い込んだものだな、と思った。

さて、営業氏が見積もった「この家の家財の全て」をここに記載する。

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営業氏が置いていった見積書の「ご家財明細」

いくつか目に付くところを解説しよう。

  • 「パソコン 3」:パソコンはデスクトップ3台(自宅サーバー含む)、ノートPCは既に使っていないものも含めて無数にあるし、NASも2台ある。段ボールに入らないであろう、デスクトップPCしかカウントしてなさそうだ。
  • 「モニター 3」:会社支給のモニター含む。社用モニターを引っ越し業者に運ばせることについては、会社の許可を得ていた。
  • 「本棚 4」:確かに本棚は4個あるが、本は入りきらずにプラスチック製ケースに入れたり床積みの状態で置かれたりもしていた。
  • 「額 10」:部屋の壁が許す限りのポスターフレームを購入していた。ポスターそのものはフレームに入りきらないものも含めて無数にあった。

そして、特筆すべきは段ボール70という表記である。これでも一般的一人暮らしの引っ越しよりだいぶ多いらしいのだが、実際には足りずに追加請求したり購入することになった。詳しくは後述する。

引っ越しの準備

見積りを行ったのは引っ越し予定日の1ヶ月前だったので、引っ越し当日まで相当余裕があった。しかし梱包作業は大変難航し、結局前日ギリギリまで梱包作業を行っていたし、一部積み忘れもあった。段ボールは追加分を含めほぼ使い切った。

梱包を自前で行う場合、一般的な梱包のコツについては冊子やWebサイトに解説があるのだが、オタク特有の悩みポイントが多く、かなり難航した。以下に列挙する。

業者との梱包の作業分担

営業氏の説明では、基本ルールとしては「家具類は梱包は不要である」「段ボールに入るものは入れてほしい」とのことだった。杓子定規に考えると、段ボールに入らないものは家具扱いということになる。

ただ、実際に作業を始めるとどちらに当てはまるのか不安なケースが多くあり、頻繁に営業所に電話して確認を取った。以下に記載する内容はあくまで今回利用した業者のルールなので、実際に利用される業者のルールをきちんと確認されたい。本当はこのあたりがWebに細かく載っているとありがたかった。

  • PC:キューブ型PCなど段ボールに入るなら、プチプチにくるんで入れる、入らない場合はそのまま(業者が梱包する)
  • ポスターフレーム:厳重にやるなら1~2個ずつプチプチにくるむのがベストなようだ(ヒモで縛るのは絶対に×)。今回は、何もしなくても業者が空き箱にまとめて持っていってくれ、目立つ傷等は無かった。
  • 本棚のガラス戸:そのままで良い(業者がガラス戸の取り外しと梱包もしてくれる)
  • プラスチックケースに入った同人誌:プラスチックケースが重みで割れる恐れがあるので、中身は全て出して段ボールに詰めてほしい

この最後の同人誌が特に私を悩ませた。何故ならプラスチック製ケースに入った同人誌が10箱以上積み上がっていたからだ……。

同人誌の梱包

本の梱包については、業者より「一番小さいサイズの段ボールを使うように」と指示があった。これは、重い本を大きな箱にたくさん詰めると持ち上げられない重さになってしまうからだ。

さて、同人誌の場合はどうだろうか。同人誌のような薄い本を大量に詰めると、業者から支給された最も小さい段ボールでもこのように持ち上げられなくなる。

これを回避するために、緩衝材(クリープ紙と呼ばれる薄紙かプチプチのロールがもらえる)をたくさん詰めていくと、対して本が入っていないのにもかかわらず部屋が段ボールでどんどん占領されていく……という現象が起きる。緩衝材や段ボールは無料で追加することが出来たのだが、空間の効率が悪すぎるため、同人誌にピッタリなサイズの段ボールを自腹で購入した。

www.amazon.co.jp

この段ボールを同人誌専用として計20枚ほど購入・使用したので、引っ越し時の総段ボール数は90個となった。これで、梱包材の使用量を抑えられ、かつ高効率に段ボールを積み上げることができるようになった。なおこの段ボールは業者がくれる段ボールよりは厚みが薄く、耐久性は強くないと思われるので注意が必要だ。特に、引っ越し後に中身入れっぱなしかつ積み上げた状態にしておくと、下段が重さで潰れていく可能性が高く、推奨しない。

フィギュアの梱包

フィギュアの梱包についてはかなり迷った。アルティメットまどかのように背中に梱包材泣かせのトゲトゲパーツが付いている巨大フィギュアもあり、その上で元箱は捨ててしまっていて、どう梱包したらいいのか途方に暮れていた。

www.goodsmile.info

散々検索しまくった結果、以下のページの解決法が一番シンプルでわかりやすかった。

ii-hikkoshi.com

  • 元箱があれば元箱に入れる
  • 元箱がない場合、まずエアキャップ(プチプチ)で厳重にくるみ、フィギュア同士のスキマは新聞紙等で詰める。

これに従って梱包してみるとかなり安定させることが出来た。ただ中身はスカスカで、段ボールを下に詰まれると容易に潰れてしまいそうだったので、大きな文字で「下積み厳禁!」と記載しておいた。この注意書きが絶対守られる保証はなく、もしどうしても手持ちのフィギュア破損に耐えられないのであれば、元箱を大切に保管するか、自力で運ぶべきだ。

次回予告

後編では「業者使ってるのに自力で運ぶってどういうこと?」「引っ越し当日はどうだった?」といった点に焦点を当てていく。

karia.hatenablog.jp