最近は暇を見て自転車のメンテナンスをしてる。大昔に譲ってもらったロードバイク(ESCAPE R3)を長らく近所乗りに使っていたんだけど、メンテナンスらしいことは空気入れ以外全く行っていなかった*1。いろいろな状況が整ってちょっと直そうかなって思った。
ということで、久々のブログ書きを兼ねて、自転車メンテナンスでやったことを書き留めておこうと思う。
いろいろな状況とは
まず状況の整理として「なんで急に自転車のメンテナンスをしようと思ったか」を書く。
駅から遠い場所に引っ越した
過去の記事でも書いたけど、リモートワークなことを生かして駅前物件をやめることを決意し、駅徒歩2ケタ分の物件に引っ越した。徒歩圏内にはコンビニもスーパーもホームセンターもあるし、路線バスが比較的充実してるので移動はどうにでもなるんだけど、自転車があると良いなと思うシチュエーションが増えた。
具体的に言うと、ちょっと足を伸ばしてモスバーガー行きたい!ってときにわざわざバスで往復しないじゃん、って話。
せっかくなら手持ちのロードバイクを生かしたい
もうだいぶ古いし(譲ってもらった保証書には2008年と書いてある)買い換えてもいいかな、電動アシストのやつとか良さそうだし、キックボードとかもワンチャンあるか?とか考えたけど、やはり手持ちの資産を生かすのが一番安上がりで確実だろうと思った。
仮に買い換えたとしても整備は必要
これが重要な要素。仮に自転車を買い換えたとしても、空気入れとか*2、チェーンをなんかいい感じにしたりとか、掃除とか、基本的なメンテナンスはきっと必要になるはず。なので整備用品を買っても無駄にはならない、はず。
そもそも譲ってもらったチャリなので細かい部品とかに全然詳しくなくて、なんとな~くで乗っていたんだけど、これは問題だろうとずっと思っていた。どこが劣化していってどうメンテナンスすりゃいいのか理解する必要があった。
やったこと
というわけでとりあえず一番ダメそうなところから着手。
ブレーキシュー交換
自転車に頻繁に乗るようになって一番思ったのは「ブレーキの効きが悪すぎていつか事故りそう」ということだった。けど、ブレーキって重要な部品だし交換したことで全く効かなくなったら怖いし、自作PC触るのと違って間違えたら死ぬし*3、そう簡単に変えちゃっていいの?みたいな初心者思い込みもあった。
そうは言っても何とかしなくてはならない。とりあえず写真に撮って、ブレーキシューの型番や自転車の型番などで検索してみた。
今この写真を見ても素人目には「なんとなく減ってるな~」というぐらいにしか見えないのだが、実際にはゴムの部分がもう無いに等しいぐらいすり減っていた。
調べた感じでは、厳密にメーカーとか型番とか合わせなくても類似品でも問題ないようだ。そして、交換は六角レンチさえあれば出来るらしい。自作PCと一緒なノリでいけそうだな、ていうか安いしとりあえず買ってみるか、ということで適当な六角レンチのセットと、比較的安い中では安心感のあるSHIMANOのブレーキシューを買った。
このブレーキシューを後輪側のものと交換してみるとブレーキの効きが完全に復活して「止まりすぎでしょ」っていうぐらい効くようになった。交換後数日歩いて帰れる近所で乗ってみて問題ないことがわかったので、前輪側も同じ物を購入して交換した。
チェーンの掃除
次に不満だったのが、
- チェーンからやたらギシギシ音がする
- ギアがうまく切り替わらない(特に8段目は全く切り替わらない)
といった症状だった。チェーンはもう見た目明らかにサビているし何らかの対処が必要なのは明らかだったし、急にギアが外れて運転できなくなるのはすごいイヤだった。
チェーンの掃除方法を調べてみると出てくるのは「掃除液を吹き付けて布などで拭く」というものだった。いかにもめんどくさそう!やりたくねえ!!
普段ならここで諦めるところだったが、もう少し調べようと「チェーン 掃除」などで調べた動画を観ていたところ、チェーンにはめ込んで回すだけで良いチェーン掃除器具が売っているようだった。
これは簡単そう!動画と同じ品じゃないけど、お値段も液体込みで1796円とお安い!!
値段の安さもあるが、前述したように「自転車に今後も乗っていくのなら、チェーンのサビ取りからは逃れられないだろう」と思って購入に踏み切った。なお、メンテナンス用スタンドも買ったので実際には合計で3000円ほどした。
チェーン掃除の手順は以下のようなものとなる(詳しくは動画を見てくれ)
- チェーン清掃器具の中に清掃液を入れる
- 清掃器具をチェーンにはめこみフタを閉める
- 清掃器具のハンドルを抑えながらペダルを回す。清掃液がチェーンに染み込み、かつドロドロに茶色くなる。
- 清掃器具内の清掃液を新聞紙などにしみこませて捨て、きれいな水に交換する。
- 再度ペダルを回す
- 4~5の手順をキレイにすすげるまで繰り返し、最後にタオルで水気を拭く
清掃液はまじでドロドロになったのだが、ゴム手袋をして作業していたため面倒臭くて動画や写真を撮らなかった。撮っておけばよかったな。
注意点としては、ペダルを回す際に清掃液が飛び散らないように気をつけなくてはならない。自分はこの作業を屋内でやった(部屋が広くなったので屋内でこの作業ができるようになった、というのもメンテナンスをしようと思った動機の一つである)のだが、ペダル回転を止めるとポタポタと茶色い液がこぼれてくるので、下に段ボールを何枚か敷いた。
簡単な作業だったかと言われると疑問が残るところではあるが、ギアが切り替わらないといった症状は改善したし、結局この作業と一緒に自転車のフレームなどを拭いたりもしたので、かなりスッキリした。
チェーンの注油
チェーン掃除はやった直後の満足感は高かったものの、漕いでる最中にギシギシという音が出る症状は改善しなかった。ということで、注油も試してみることにした。本来はサビ防止のために掃除した直後にやるべき作業らしいが、1作業ずつどういう効果があるのか試したかったのと、単純に注油に必要な潤滑剤を買ってなかったので、数日後に行った。
めっちゃ有名な5-56と同じメーカーのものを買った。注油したあとしばらく放置してなじませたところ(5~10分程度は置いておく必要があるらしい)、ギシギシ音が明らかに減少しただけでなく、ギアの粘着度がよくなり非常に漕ぎやすくなった。見通しの良い平坦な箇所では30km/hぐらい安定して出るし(出なかった今までがおかしいと言える)、乗ってる最中の満足度向上に一番関わったのがコレだったと思う。空気入れの次ぐらいの頻度でやるべきだったのかも。
今後の展望
とりあえず早急に改善すべきところは改善したと思う。必要なメンテナンス器具も手に入れたし、今後は定期的に同じメンテナンスをしていくことになりそうだ。
細かいところではライトの光り方が弱いとか、ハンドルの部品が取れてしまったとかまだ何とかした方が良い箇所はある。気が向いたらその辺も手を入れていくかもしれない。あと、チェーンは一応改善はしたものの元々のサビ具合がひどすぎて実はまだ茶色いままなので、新品に交換したほうが良いのかも、と思っている。ブレーキシュー交換できたんだしチェーンもきっと交換できるさ。