kariaの日記 @ Alice::Diary

ノリツッコミの鳩子がはてなブログ書いちゃうよ/ブログデザイン変えました(2019/07/01〜)

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【使い魔プロジェクト2021あとがき・前編】お誕生日企画をカタチにするために

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2021年3月5日は、ハニーストラップ所属VTuberの堰代ミコちゃんのお誕生日でした。この日、ファン合同の企画『使い魔プロジェクト2021』から以下の2つの動画を公開しました。

youtu.be

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この記事ではその「あとがき」として企画に携わった私(カーリア)がその経緯や考えていたことを記すものです。もしかしたら、この記事を読めば貴方が考えているファン企画(リスナー企画)をカタチに出来る……かも?


企画のスタート

今回の企画の始まりは2020年12月ごろ、「来年3月5日のミコちゃんのお誕生日をお祝いに何かしたい」ということで数人で集まったところからスタートします。

……そう、この企画「お祝いしたい!」という気持ち先行で集まったものの、具体的に何をするかはこの時点では決まっていませんでした。でも「お祝いを何かカタチにしたい」という気持ちは同じのはず。そこで、最初期のメンバーでは意識を合わせるべく、コンセプト文という名のポエムを書いて共有しました。以下、ほぼ原文(一部修正)で載せます。

堰代ミコお誕生日企画2021のコンセプトについて

2021年3月5日に向かってお誕生日企画を進めていくにあたり、これを書いている時点ではまだ企画内容は決まってはいませんが、企画のコンセプトとして大事にしたい・共有しておきたいことことを文にしました。

■ミコちゃんが主役だと伝えたい

どぅーいっと!でもそうだったけど、ミコちゃんはどうしても脇役になりがちというか、主役になることを遠慮する面がある。けど、3月5日はそうじゃないし、使い魔の中ではいつでもミコちゃんが主役。お誕生日企画を通してそれが伝わればと思う。

■使い魔みんなからのプレゼント、みんなの企画にしたい

企画を立てた以上はもちろん自分が頑張るのだけれど、この企画は1人や特定の誰かからのプレゼントではなくて使い魔のみんなからのプレゼントです、としたい。

(「使い魔大集会楽しかったね」「また行きたい」と今でも言ってもらえるので、このご時世でオフ会をするのは今すぐには難しいけど、この企画が少しでもその代わりの場になればいいな)

■思わず反応したくなってしまうような驚きを与えたい

ミコちゃんから反応をもらうことが直接の目的ではないけれども、ものすごく驚いたりとか笑ったりとか感動したりしたら、自然と反応はあるはず。

なので、誕生日前日まで秘密にしたり、たくさんの仕込みをいれたり、タイミングを考えて計算して物事を実行するのは「思わず反応してしまうほど驚いて、喜んでもらいたい」という気持ちからそうしている、ということを忘れないようにしたい。思わず反応してしまうようなヤバい企画にしてしまおう。

今読むとまとまりがない文章なんだけど、私の中で「企画でどういうことをしたかったか」「何が達成できたら100点か」ということをここにまとめて書いたつもりでしたし、この後も内容や進め方とかで迷った時はこのコンセプトに立ち戻って考えることにしていました。

イデア出しから実際の走り出しまで

次はアイデア出し。果たしてどんな企画をしよう?ということで、DiscordやGoogleスプレッドシートを使って様々なアイデアを出し、その中から実際どのアイデアを採用するか?ということでボイスチャットに集まって会議しました。その結果、候補となったアイデアは以下の3つ。

合作動画

ミコちゃんがニコニコプレミアムに加入していることを公言するほどニコ動好き(特にMMDが好き)なことは配信をよく聞いている人なら知っていることなので、「『堰代ミコ』をテーマにニコニコっぽい合作動画を作る」というアイデアはかなり前向きに受け取られたし、自分の中でもかなり「アリ!」と思っていました。

実際のところ、VTuber関係の合作動画としても相当な力作が何個もありました。制作中によく引き合いに出して参考にさせていただいたのはこちら。

www.nicovideo.jp

そもそも「合作」についての一番詳しい説明はニコニコ大百科にあるんですよね。ニコニコの文化という感じ。

dic.nicovideo.jp

まとめ動画

合作動画が一番有力な選択肢だったものの、それとは別に自分の中では「これまでの配信をまとめた『まとめ動画』が欲しい、作りたい」という気持ちも強くありました。

というのは、色んな人に堰代ミコを知ってもらうために「初心者に堰代ミコをオススメするときに最適な動画は何?」というのが以前から課題としてあったのでした。公式に「15分でわかる堰代ミコ」という動画が実はあるのですが、この動画のチョイスが結構コアな内容で、誤解を恐れずに言うと奥深い堰代ミコワールドの奥だけをかっさらってきた感じなんですね。

youtu.be

なので比較的ライトな内容で入りやすく、かつ今までの活動を振り返れる「総まとめ動画」と呼べる動画があるといいな!と思っていたのです。

星の命名権を買う

さらに、動画系のアイデアとは全く別に出たアイデアとして「星の命名権を買って、ミコちゃんにちなんだ名前を命名する」というのもかなり反応が良いものでした。2019年にプラネタリウムで開催された単独イベント『夜色の目』が参加した人の思い出として強く残っていて、「ミコちゃんといえば星」というイメージがあったのが大きな要因として挙げられます。

ちなみにこのアイデア、実はハニーストラップが所属する774incの運営である「ななしさん宛」に一度実行されたことがあって、参考にさせていただきました。

……結果は?

そこで私が提案したのはこうでした。

「今回はVTuberデビューから3回目のお誕生日だし、3個企画やってよくない?」

こうして、お誕生日プロジェクト改め『使い魔プロジェクト2021』は3個の企画が同時進行で動き出しました。

まとめ動画

私の作業が合作動画にかかりっきりになることはわかっていたので、まとめ動画はぼんじりウマ太郎さんが中心になって製作することになりました。

その結果が冒頭の『全配信およそ1秒まとめ』だったわけですが、公開されている全配信・動画(私が把握してる限りで550個以上はあった)を素材として使うということで編集は激重になったとか……。さらに全動画に日付のテロップを入れているためそのチェックが大変で、何人かに手伝っていただきました。

星の命名権を買う

「星の命名権を買う」、流れとしては「カンパを集めて買う」という過去にフラワースタンドを合同で買ったときの流れと同じでして、迷うポイントは「命名する名前をどういう名前にするか」というところ。

電話口で「星のソムリエ」に相談できるよ!とあったので実際に相談してみたのですが、そこでいただいたアドバイスとしては「皆さん命名には悩まれるんですよ、長い方だと1年以上悩まれます」とのことでした。また名前にはアルファベットといくつかの記号しか使うことができません。最終的には『夜色の目』のイベントタイトルの英語バージョンそのものを命名をすることにしましたが、「これにしよう!」と決めるのはなかなかドキドキでした。

また、今はコロナ渦の関係で長いことリアルイベントが開催できておらず、開催されてもプレゼントが受付されないという状況。774incはプレゼント受付を常時行っていないため、実際の証明書は一旦私の手元に来ることになっていたのですが、そこからプレゼントボックス経由で本人に渡せるようになるまでには下手すると年単位がかかる恐れがありました。

今回は『命名をした』という事実自体がプレゼントなので、証明書の紙が本人の元に届かなくても良いのですが、できれば証明書実物も渡したかったので告知動画を「今度のイベントのときに渡します!」「イベントじゃなくてもいいけど、ななしさん何とかして!」という内容にすることにしました。

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ということなので、繰り返しになりますが私のDMはいつでも開放されておりますので、よろしくお願いします>ななしさん

なお動画に出さなかったのですが、証明書には実は説明のパンフレットや星の位置を示す地図、提携しているオーストラリアの天文台のチケット(!)も入っています。そのまま渡そうと思って開封してません。

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合作動画

今回の3企画の中で、私が一番メインとして関わり、そして一番苦労したのが合作動画でした。

動画製作は以下のような流れを取りました。

  1. 動画製作で参加してくださる方を募り、それぞれが作るおおよその内容を決める
  2. 参加者それぞれが担当パートの動画を製作し、まとめ担当に渡す
  3. まとめ担当が全ての動画を1つの動画に連結し、オープニング・エンディングなどを追加して完成

幸いなことに参加してくださる方は多く、最終的に動画は29パートに上りました。同一の方が作った動画が複数個あったり、逆にものすごい参加者数の動画が1つにまとめられたりしていていて、実際の参加人数はこれより多いです。トータルでの参加者はだいたい60人ぐらいかな?

当然のことながら参加する方によって動画製作のスキルはまちまちで、完全に初心者の人もいました。細かく途中経過を上げてもらって「ここをこうしてみては」と細かいところまでコメントしたこともあったし、途中経過なくいきなりめちゃめちゃヤバいクオリティの動画をアップしてきた方もいました。

ツールとしては、最初はやはり無料で高機能なAviUtlをオススメすることが多かったですが、Filmoraの有料版を買っている人もいました。自分はAdobe Premiere Proで編集してましたが、終盤になって長さが50分程度になったときにエンコードがなかなか安定せず悩まされたのを覚えてます。

宣伝と公開

全部が完成したらあとは宣伝。ミコちゃん本人に喜んでもらうということは大前提なものの、やはり見てもらう人あっての動画です。なるべく多くの人に届くよう日々作戦を考えました。

専用のTwitterアカウントとYouTubeチャンネルを作り、ひとつひとつのツイートの文言を140字以内で最大限伝わるように考え、プレビュー用の短時間動画やサムネイルを作って、それらを一番効果的に出すタイミングを考えて(←一番大事!)……とやることはいっぱい。

重要なのはお誕生日の当日のミコちゃんの本人の行動です。おおよその流れとしては

  • 0時にお誕生日のツイートをする
  • 翌夜に3Dでお誕生日配信をする(ので日中帯は準備で忙しそう)

ということは予想がついており、お誕生日配信の時間が20時からということも数日前には判明したので(すごく助かった)、以下のような作戦を立てました。

  • 0時ちょうどに「合作動画」を公開し、同時に「星に命名したよ」のツイートをする
  • 18時(お誕生日配信の直前、普段ミコちゃん本人が配信をよくしている時間)に「まとめ動画」を公開する

ただ、チャンネル登録0人のアカウントがいきなり0時に動画を公開して果たして見てもらえるのか?という点はものすごく不安がありました。しかも今回はプレミア公開を予定していたのでチャット欄はなるべく盛り上げたいと考えました。

そこで以下の3段階の情報公開で行く事としました。

  • 3月に入ったら毎日カウントダウンツイートをして注目を集める
  • 3月4日0時(公開24時間前)にYouTubeプレミア公開の待機所URLを出して、動画企画であることはバラしてしまう
  • 3月5日0時ちょうどにプレミア公開スタート&「3個の企画」全てをツイートで公開

カウントダウンツイートをするというアイデアは、同じ774incの虎城アンナちゃんのファンの方々がされているのを参考にしました。

3月4日0時。プレミア公開の待機所を公開したあとも、本当に見てもらえるんだろうかという不安はどうしても拭えません。そこで、本当はお誕生日当日に出そうとしていたTwitter用プレビュー動画の構成を少し変更し、お誕生日の4時間半前にチラ見せしてしまうことにしました。それがこちら。

この動画のポイントは、これまたミコちゃんが大好きなコスプレの動画をトップバッターにしたこと!サムネイルとしても表示されたので相当目を引いたのではないかと思います。

このプレビュー動画が効果を奏し、プレミア公開は同時接続最大196人にまで達しました。再生数やプレミア公開のチャットに関しては自分の力でどうこうすることができず再生してくださる方のみが頼りなので、本当にありがたかったです。再生してくださった1人1人が、この企画の第2の参加者なんですよ。

いただいた反応について

今回は想定した以上のものすごい反応をいただけてありがたい限りでした。何よりミコちゃん本人にめちゃくちゃ喜んでもらえたという点がうれしかったです。一つうれしい誤算だったのはミコちゃん本人がリアルタイムに反応してくれたことです。

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プレミア公開終了直後のチャットのコメントより。「どうしてくれる」っていう言葉選びがとても「らしいな」と思って、すごく印象的でした。定期的に思い出しては胸の奥にそっとしまっています。

ちなみに今更な補足を1個入れておくと、動画公開ツイートの末尾に「同時視聴枠お待ちしております^^」という一文を入れてました。

これ、実は「翌日の3D配信に備えて早く寝るかな?」と思いから「リアタイ難しいと思うので後日見るので大丈夫ですよ」という意図だったんです。それが実際には54分の動画全部をプレミア公開でリアルタイムに見てくれていて、本当にうれしいと同時に「夜遅くまで起こしてちょっと申し訳ない」「もうちょっと動画短くすれば良かったかも」と思ったりしました。


また、違った反応として使い魔の方から「企画に参加できなかった」という声があったり、私からお声がけしたもののタイミングが合わず参加が叶わなかった方がいらっしゃったことも事実です。

今回はサプライズ企画なのでTwitter上で大々的に募集することができず、専用のDiscordサーバーにお誘いする方式だったので、その募集が届かない方がいることでどうしても参加者が限られるというのが事実としてあります。

あと、今回は私の管理の限界を感じたこともありました。参加人数が増えれば増えるほど一人一人の方へ連絡を行き届かせるのは困難になっていきます。これは皆に届いているか不安になって @everyone (参加者全員向け通知)を連発する私の様子。

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でも、私は私の時間を多少使ってでもなるべく「みんなで」の企画にしたくなるタチなので(コンセプトにもそう書きましたし)、『じゃあ企画への参加人数を絞ろう』という発想にはきっとならなかっただろうと思います。


ちなみに、参加メンバーについては条件や制限を加えていたわけではなく、実はオープンなファン同士交流用のDiscordサーバーで企画への参加募集を行っていました。

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なので「祝うぞ!」という気持ちがある方なら実は誰でもウェルカムだったんです。問題はこのDiscordサーバーに参加する方法が分かりづらく、新規の方が入って来られなくなってることなんじゃないかなぁ。というわけでオープンなサーバーのご紹介。

▼「ハニスコが集う場所」

オセロットさん主催のハニスコ(ハニーストラップのファン)向けDiscordサーバーです。

▼「使い魔のおうち」

私・カーリアが管理する、「ミコの使い魔」向けDiscordサーバー。毎日「位置情報」の更新を教えてくれるオマケ機能つき。

どちらも私が運営に関わらせてもらっています。今後何かするとしたらやはりこういうところで告知をするだろうし、興味がある方は是非覗いてみてください。アカウント作成もアプリ利用も無料ですし、「参加したら通話しなきゃならない」なんてこともないです。もし招待のリンクが切れてたら@karia宛にTwitterのDMとかで聞いてください。

よし、これで「次なにかのファン企画をするときはとりあえず上記のサーバーで声掛けすれば良い」ってことだな!これで気持ちとやる気さえあれば誰でも企画を主催できるぞ!

次回について

今回の企画は動画公開が一通り終わった時点で、そしてこの文章を公開した時点で終わりです。同じメンバーで次の企画に向けて走って行く…ということはなく、やりたい人がやりたいタイミングで企画をすれば良いと思っています。すごく重要なことなので太字にしました。

「ファンベースの動画製作団体」のような形でずっと活動を続けていく、というのも選択肢としてはあります。というのも私が「いいな~」と思って参考にさせていただいているさくらみこちゃんの動画製作をされている有志の方は、実際に固定のDiscordサーバーで活動を継続して動画製作をされているようです(途中から参加することが可能)。新規のファンの方が活動に入りやすくするには、そういうハッキリとした団体の形のほうが分かりやすくて良いのかもしれません。

ただ、個人的には「何かの企画がしたくなったらその時にメンバーが集まり、終わったら『散!』と言って散る」という形のほうが使い魔向きなのかな?と考えています。そもそも次回いつ何の企画をするかも決まってなければ、私が音頭取りをするかどうかもわかりません。

ところでミコちゃんが「バーチャルタイムカプセル」という毎年3月に人間たちの記憶を掘り起こしてまた埋める企画をやってますね。

この企画が続くということは、少なくともミコちゃん自身の意志ではVTuberをずっと続けるのだろうし、来年もお誕生日をお祝いできる機会が来ると信じて良いんだよ、というメッセージだと思っています。だから、根拠は一ミリも無いけれど、「また来年も盛大にお祝いしような!」と言って、この記事を終わりにします。

後編

そうそう、この記事前編です。後編は合作動画に参加した全動画の解説を掲載!ぜひ動画を見たあとにお楽しみください。

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