このブログや私のTwitterアカウントを昔から見てる方は私の最推しVTuberがハニーストラップ(ハニスト)の堰代ミコちゃんであることはご存知かと思う。
今回の記事では敢えてハニスト以外の縛りを設けて、最近ちょこちょこ見てるVTuberについてハマった経緯やオススメポイントをつらつらと書き留めておきたいと思う。そうは言っても、にじさんじやホロライブを熱心に追っている時間があるわけがなく、普段見る配信はどうしてもハニストが所属する「774inc」中心になってしまうので、そのあたりの話からしていこう。
しろしば組
ハニストのお向かいである「有閑喫茶あにまーれ」の配信は見る機会が多いのだが、今年4月に加入したばかりの「羽柴なつみ」「白宮みみ」の2人組がかなり熱い。
羽柴は774inc内でかなり積極的に絡みに行ってるのだが、同期にあたる白宮とはコラボだけに飽き足らず、初対面で1週間泊まりにいくという「しろしば夏休み」という企画をやってのけた。もの凄い行き当たりばったりの1週間だったのだが、コロナ渦で思いきり外へ出て遊ぶのが難しい環境の中「夏休みに友達の家に遊びに行ってる感」を見ているリスナー側にまで感じられてきて、勝手に夏を満喫した感を味わった。
しろしば夏休みは何しろ1週間もあるのでそれだけで1記事埋まりそうな勢いで書けてしまう。1つオススメを挙げるとしたらマリオカート枠だろうか。マイクラ関連の連絡用に用意されているDiscordサーバーで対戦相手を募集したため、「マイクラのサーバーでマリカをする」という謎ワードが生まれたのだが、この枠にたまたま全員コラボ直前だったハニストが来てくれている。
この枠では後半結局マイクラもしているのでアーカイブが4時間超になってしまっているが、これはまだ長くて短い1週間のほんの出だしなのだ。
しろしば組と言えば、2人で出した歌ってみた動画「チューリングラブ」も非常に良い。
羽柴はこれが初めての歌動画で、歌を「パートごとに録音する」という発想がなかったらしく1曲通しで録音したという(それにしては上手いと思う)。一方の白宮は既にデビュー1年を超えていて、「もふもふ攻撃」という異名で知られるオリジナル曲を持っているほどである。あにまーれには「加入」という形になり、つまり羽柴よりも配信者としては先輩にあたる。
では実際はどうなのかというと、歌動画関連のエピソードでは白宮側に先輩感があるものの、企画の準備などは苦手と語っていて羽柴を完全に頼っている(言い方を選ばなければほぼ丸投げしてしまっている様子である)。このあたりの話は、あにまーれ感謝祭の中の一枠「する」やその後の雑談枠などで聞くことができる。
「アソビ大全」などのゲームを見ていても面倒見の良い羽柴のお姉さん感が強く、2人のアンバランスさが逆にバランスが取れているというのが面白い。
VOMS
あにまーれの話が続くが、「くくたそ」こと風見くくがマーダーミステリーに参加するというので見に行く機会があった。
まず「マーダーミステリーとは何ぞ?」という話であるが、「一度プレイしたら2度と遊べないボードゲーム」というのが一番簡単な説明になる。ゲームのシナリオを一度知ってしまうとネタバレになってしまうので再プレイすることはできなくなってしまうのだ。以前1度遊んだ際は、部屋の隅で他のプレイヤーとヒソヒソ密談して情報をこっそり教え合ったりとか、各キャラクターごとのシナリオに仕込まれているどんでん返しとか、かなり楽しく遊べた記憶がある。
マーダーミステリーゲーム「九頭竜館の殺人」やりました。役になりきるタイプの推理ゲーム、めっちゃ楽しかった!ネタバレになるので何も書けないけど、他の人がやるのを横からやるところ見てたい。 pic.twitter.com/9QGInv2GJz
— カーリア🔱🍏 (@karia) February 10, 2020
そのマーダーミステリーを配信で遊ぶ、しかもくくたそだけではなくでびでび・でびるや兎鞠まりちゃんなど割と知っているメンバー揃い、というので見に行った。
シナリオ自体も面白かったのであるが、GMとの密談パートで突如ハキハキと喋り出す子がいて、それがVOMSの磁富モノエちゃんだった。
VOMSというのは「何でも言うことを聞いてくれるアカネチャン」「アカリがやってきたぞっ」などの動画で知られるGYARIさんがプロデュースしているVTuberグループである。存在は知っていたのだが個々の配信までは見たことがなく、良い機会なので調べてみたところ、面白いことに葉山みどちゃんとコラボをしていることがわかった。
またしても脱線するのだが「葉山みど」は木緒なち先生が運営しているVTuberである。木緒なち先生のことはシナリオライターとして存じ上げているし(それこそ「ねこねこソフト」時代から知ってるし、「蒼の彼方のフォーリズム」もプレイした)、「ひだまりスケッチ」「ごちうさ」などのロゴデザインを手がける現役のデザイナー兼社長である。配信ネタとしての社長ではなく、ガチ本物の社長なのである。以下の配信の中でプロフィールの紹介がある。
そんな十数年越しで知ってる方が、どうやら磁富モノエちゃんを推しているらしい。一体どういう偶然があったんだ?と思ったら、TRPGのコラボ配信で知り合ったんだそうだ。それだけならまだしも、「磁富モノエちゃん側も実はニコ生時代の木緒なち先生の配信を観ていた」というのである。おいおい、お互いにファンじゃねえか!!
というわけで、そんな2人のコラボを見ているのが楽しい。元々私がVTuberを見始めたきっかけの一つとして、イラストレーターやクリエイターなど様々なバックグラウンドがある人達がVTuberとして境界を越えて色んな人と交流しにいく様子が面白いという部分があったので、これはもう最高のコンテンツと言うほかない。
VOMSの他のメンバーも面白い。モノエちゃんの次に見に行ったのは、モノエちゃんがゲストで登場した、緋笠トモシカちゃんの「1万匹羊数える」という謎企画であった。
11時間43分に及ぶ狂気の企画である。モノエちゃんだけでなく、甲賀流忍者ぽんぽこ・兎鞠まりちゃん・そして葉山みどちゃんもゲストとして登場している。
緋笠トモシカを知るには生配信よりも短時間のネタ動画を見た方が早いと思う。
もはやバラエティ番組とかポプテピピックを連想させる短時間のコント集だ。初配信でも「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」のパロディをしていて、マジモノの芸人枠であった。
他に特徴的なことと言えば、ゲーム配信に本物の弟が音声ありで登場している。
VTuberの雑談枠では「家族の話」は割と鉄板ネタなのであるが、配信に音声付きで本人が登場するパターンはさすがに少なく(実例としては因幡はねるのママや夏色まつりのママなどがある)、しかも一緒にゲーム実況をしているというのは見たことがなかった。今後が楽しみである。
もう1人のメンバー、天野ピカミィちゃんは日本とアメリカのハーフで、英語ネタでよく切り抜き動画が作られている。代表的なものとしては「Are you winning,son?」あたりだろうか。
まあこれは夕刻ロベルが面白い部分もあるのだが、これだけではない。Twitterには「Anime Girl Speaking English」という、VTuberやアニメの女の子が英語を話しているシーンをひたすら切り抜いているアカウントが存在する。このアカウント、アイコン・ヘッダー・固定ツイートが全てピカミィちゃんとなっており中の人が相当にハマっている様子が窺えるのだが、個人的に面白かったのは以下の動画である。
— Anime Girls Speaking English (@AnimegirlENG) August 30, 2020
これはハニストの妹分ユニット「シュガーリリック」の龍ヶ崎リンとのコラボの中の一部分である。リンちゃんは基本的に英語よわよわなので、ピカミィちゃんが英語のテロップをスラスラ発音したところを聞き逃さず「カッコイイ!」と目を輝かせ、再度読むようにねだるのだがピカミィちゃんは恥ずかしがってしまう。この2人のやりとりが面白すぎて何回も見てしまっているのである。
そういえば、最近の龍ヶ崎リンは洋楽を1曲覚える配信などを行っていて英語に積極的である。
思い起こせば774inc勢でいち早くVOMSとのコラボを実現させたのもリンちゃんだし、これからもいろんな方向に積極的な活動に期待したい。と、一周回って774incの話に戻ってきたところでこの記事はおしまい。