スタッフについて
今回、スタッフロールでは脚本・原画の項目において主に担当した人だけが独立して一番上に表示されます。実際、原画の項目で「カワタヒサシ」が一番上に出てたので間違いないでしょう。
んで、脚本は三宅氏でした。いいんちょ＆由真の枕流氏だと思ったのに違った！でもるーこ担当の人と言われれば納得しないこともない。
って、あれ？キャストは？スタッフロールにキャストの欄あった？(；・∀・)
シナリオについて
TH2によくある（と私が思ってる）、「終わると思ったら全然終わらないシナリオ」の典型的な例。一段落ついたら今度は別方向へ突き落とす。このような展開は不思議キャラ度が高ければ高くなるほど強まって、最後は全く想像も付かないクライマックスへ向かうんです。逆にタマ姉・このみなんかは結構ストレートなシナリオ。
まあシナリオの意外性という点ではいいんじゃないかね。いいんちょの時は最後の最後になって話が横に膨らんでいった感があったけど、今回はそうでも無いし。エンドロール後のあのオチは何なんだって感じだけどｗ
キャラクターについて
草壁さん以外全キャラ登場かな？るーこの時も上手いこと他キャラを登場させてたし、それがもう一段くらい進歩した感じだと思います。メインとなるタマ姉・雄二・このみとの生徒会パートも、他シナリオにはあまり無い感じで「学園モノ」って感じが出てて良かった。
さて、ささらルートを語る上で外すワケにはいかない「まーりゃん先輩」について。
かなりの名脇役だと思うよ？このシナリオには最初から最後まで絶対無くてはならない存在だし、信頼・裏切り・突き放しといろんな要素を含んでてドキドキさせられる。あとネタが超濃くて、場所によってはもの凄い笑わされた。さすが、よく使うニュースサイトの投票をやったら1位がTECHSIDEになったLeafが作るだけのことはありますね！*1
ただし、卒業したのに当たり前のように制服を着て居座るというキャラクターが、この世界の中でちょっと浮いているような気がしてならない。メイドロボとか突拍子もないところでは現実世界を無視してる世界ではあるけども、肝心なところではつじつまを合わせてくるゲームだと思ったのでちと意外。でも居ないとシナリオ成り立たないし。うーむ。
え？肝心のささらたんはどうか？かわいいの一言に尽きるに決まってるじゃないですか。萌えとかモエスとか萌へとか、そんな下品な言葉使わないで下さい。かわいい。
音回りについて
楽曲についてはほとんど同一ですが、ささらのテーマ的な曲と思われる「彼女の領域」（石川真也）、そして汎用的に使えるBGMとして「be with you」（松岡純也）が追加されています。
「彼女の領域」についてはいかにも「お嬢様っぽい」感じがにじみ出まくってます。ただ、前半であまり聴けなかったような気がするのは残念なところ。もう少し前半、というか冒頭のところで使ってくれても良かったんじゃないかな。
「be with you」は要するにエロシーン用音楽と思っていいんじゃないかと。いやでもこの曲好きですよ。サントラ出るのかなぁ……。
システムについて
Leafの過去の作品はよく知りませんが、オーソドックスなエロゲと同一と思っていいんじゃないでしょうか。オートプレイ、オートスキップ（既読のみスキップ／全スキップどちらも対応）、音量や速度調整、ウインドウの選択もちゃんと付いてます。
面白いのはムービーの設定が3段階あって、「低解像度」「高解像度」「最高画質」から選べるところ。デフォルトは「最高画質」です。あと、フルスクリーン時はリフレッシュレートが60Hz〜85Hzで選べます。
CGモード・回想モード・音楽モードを含んだ「スペシャル」は一度クリアするまで出てきません。また、CGや回想だけでなく音楽モードもまだ聴いてない音楽に関しては空欄になります。
エロシーン・18禁指定について
回想は全部で9枠。ささらルートで埋まるのは1枠だけです。
今回もやっぱりエッチになると別人のように変貌します。東鳩シリーズの伝統かな。
通常会話においては、単にエロエロした会話は確かに増えて、例えば「コンド○ム」のとことか、エロゲ声優のとことか、「おなぺっと」とか、いろいろありました。しかしそれだけじゃなく「PS2じゃやりにくいだろうなぁ」というシーンも散見されて「PCオリジナルキャラ」という地位のうまみをフル活用してると感じました。制服を抱きしめるくだりなんかは特にそう。そのおかげで瞬間的な鬱度もTH2史上一番高いんじゃないかと思うんだけどどうじゃろ。
総括
楽しかったヽ( ´ー｀)ノ
この1周のためだけでもXRATED買った価値があったよ。いやー良かった。明日からも頑張れそう。
