スマホ以外のゲーム(主にWindows向け)の販促用アプリとして、一時期スマホ時計アプリが量産されていた時期があったように記憶しています。キャラクターの立ち絵を再利用するだけでサクッと作れるんでしょうけど、時計アプリの難点というか宿命として、当たり前の話なのですが常に起動し続けていなくてはなりません。今ではGoogle HomeかAlexaに「いま何時?」と聞けば画面を見ずとも時刻を知ることができる時代。スマホの画面と電池を占有し続ける時計アプリをわざわざ入れてくれるユーザーもそう居ないでしょう。
そんな最近、まいてつカメラの存在を知りました。
なるほどカメラアプリ。この手のキャラクター系無料カメラアプリといえば、2016年にリリースされた「はいふりカメラ」が印象深いところですね。 今でもフレームの新規追加が行われており 、どんな写真でもフレームにキャラクターが写り込むというSNS時代にふさわしい画期的なアプリでした。
そう、どんな写真でもね。
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アプリの作り自体はキャラクター画像を上から合成するだけという極めてシンプルなもので、内蔵のカメラ機能もシンプルというか、単にフレームを選んで撮るだけでした。
さて、まいてつカメラはどうでしょう。
これ、ちゃんと地面を認識した上で、そこにキャラクターが立つように出来ています。Twitterの発言によるとARKitを使っているそうで(確かにiOS版しか出ていません)、なるほどよく出来てる。駅のホームで撮ると割とそれっぽい絵になりますね。ここには蒸気機関車も気動車も来ませんけど、ARの時代が来た感があります。
カメラとして写真を撮るだけなく、コミュニケーション機能として何故か石炭を投げる機能が搭載されています。完全にPokemon GOを思い出す絵面ですが、決してハチロク(コンシューマー版のCV:種崎敦美)がゲットできるわけではありません。ゲームのシナリオ知ってると何故石炭なのかはわかるといえばわかるのですが、やっぱり見た目はシュールですね。石炭じゃなくてパンやケーキだったとしても投げるのはシュールだと思う。
難点としては、地面の認識がそこそこシビアなので撮影に時間がかかってしまうのと、はいふりカメラのような汎用性はありません。はいふりカメラの汎用性がありすぎたという説もありますが。
どうしても面白カットを撮りたくなってしまうのですが、出来たことといえば高架上から地面を認識させて建物並の巨大ハチロクを生成する程度でした。地面以外にも周辺のオブジェクト(建物や道路)の大きさをうまく検出しないといけないので、間違えやすそうな構図ではあります。
いっそウルトラマンとかゴジラでARカメラが出たら面白そう。ARで札幌の時計台とか踏み潰してガッカリしてもらいましょう。
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- 発売日: 2018/07/26
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