kariaの日記 @ Alice::Diary

ノリツッコミの鳩子がはてなブログ書いちゃうよ

敢えて最推し以外で挙げる、最近よく見ているVTuberの話

このブログや私のTwitterアカウントを昔から見てる方は私の最推しVTuberがハニーストラップ(ハニスト)の堰代ミコちゃんであることはご存知かと思う。

今回の記事では敢えてハニスト以外の縛りを設けて、最近ちょこちょこ見てるVTuberについてハマった経緯やオススメポイントをつらつらと書き留めておきたいと思う。そうは言っても、にじさんじやホロライブを熱心に追っている時間があるわけがなく、普段見る配信はどうしてもハニストが所属する「774inc」中心になってしまうので、そのあたりの話からしていこう。

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マイクラのマルチサーバーを立てて4ヶ月経った話 ~ #シャルの羊の世界2020 のあとがきにかえて~

2020年6月25日、Minecraft Java Edition向けの配布ワールド「シャルの羊の世界2020」が公開されました。

この配布ワールド公開にあたりお手伝いをさせていただきましたので、その顛末をここに残しておこうと思います。

  • これは何?
  • サーバー周りの話
    • 構築
    • 運用
    • バックアップ周期には気をつけて
    • Discordとの連携が超便利
  • 配布用サイトの話
  • 宣伝用動画の話
  • その他の話
  • 追伸

これは何?

VTuberユニット「ハニーストラップ」に所属する島村シャルロットさんの誕生日に向けて、マインクラフト(以下マイクラと呼びます)のマルチプレイで協力して「お誕生日記念ワールド」を作り、その完成データを配布しようぜ!というのが企画の主旨でした。始動したのは3月5日(同じハニーストラップの堰代ミコちゃんの誕生日)が終わった数日後、実際にサーバーに人を招きいれ始めたのは3月13日だったようです。

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公開当時のDiscordサーバーのログ

完成(データ配布開始)はお誕生日当日の6月25日なので、3ヶ月半ほどの期間がありました。

結果から言うと、プレイした方からはものすごく好評をいただけました!このワールドのためにマイクラJava Editionを買った方もいらして嬉しい限りです。

シャルちゃん本人はどうかというと、「ワールドの隅々まで見ないと失礼」という考えがあったようで、計3回にもわたってワールド紹介の配信をしていただきました。「1回ぐらいちょこっと触れてもらえたらラッキー」ぐらいに考えていたので、この配信ボリュームには驚きました。

youtu.be

youtu.be

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さて、私は今回「島村建設ITシステム課」もとい「お手伝い係」として以下のようなことをしました。

  • マルチプレイ用のサーバー構築と運用
  • 完成したセーブデータ配布およびマニュアル用Webサイトの作成
  • 宣伝用動画の撮影と編集
  • イクラ壁画建築のお手伝い(ちょっとだけ)などなど

本日(7月14日)にハニストデビュー2周年記念のアップデートが終わり、「延長戦」を含めて4ヶ月ほどの期間が終わりました。ここからの長い文章は今回のワールドについての私なりの「あとがき」です。

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VTuberにもっと気軽に「リスナーの名前を呼んでほしい」と思う理由

アイドル用語に「認知」という言葉がある。簡単に言うと、イベントや握手会などを通じて、「推し」本人がファンの顔を覚えること・個人として認識することを指す。

推しが公認ストーカーになりました」というマンガに、認知について非常にわかりやすいコマがある。

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「推しが公認ストーカーになりました」第2話より

この場合、『主人公がイベントで最前列にいた』という事実だけでなく、「相変わらず」という言葉から『以前のイベントでも最前列に居た』という事実を「認知されている」わけである。

推しに「認知された」ことがわかったファンは、通常は相当な喜びを得るだろう。中には「恥ずかしいので認知されたくない」というファンもいるかもしれないが、それは一旦置いておく。


さて、アイドル化が著しいVTuberの場合はどうだろうか?

VTuberの場合、リアル会場を使ったイベントが開催された場合にファンの「顔」を見る機会がある。会場の客席に向かってカメラが設置されることにより、双方向にコミュニケーションを行うことが可能となっている。

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VTuberのイベント会場に設置されたカメラ(筆者撮影)

リアルイベントの開催には会場を借りる費用など多額の経費がかかり(スタジオや3D関係の費用を考慮すると一般的なイベント開催費用より高額になると想像される)、チケット代も高額だ。更に、VTuberに限った話ではないが感染症の影響で実会場を利用したイベントはもうしばらく自粛になるだろう。

リアルイベントが開催されなくなって少し経ち、私はVTuberとリスナーとの間には相当な距離感があるのではないか?」と考えることが増えた。

しかし、それは本当にリアルイベントが開催されないからそう思うのだろうか?VTuberは日々行っている生配信という手段で、一般的なアイドルよりも高頻度でファンと接しているはずだ。それなのにどうして距離感を感じてしまうのだろうか。


生配信におけるファンの「顔」、つまり個人を識別できるものはコメントやチャットと共に表示される名前(ニックネーム)である。

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YouTube配信のチャット欄の例

リスナーは、チャット欄やコメント欄に表示された名前を呼ばれることにより、VTuber本人に個人を認識してもらった(つまり「認知された」)と考えることができる。

逆に言うと、明示的に名前を呼ばれるような機会がない限りは、VTuber本人がファン個人を認識しているかどうかはわからない。名前以外に相当な特徴があり個別に言及せざるを得なくなるほどのファンなら別だが、荒らし行為以外でそのようなことは難しい。


なので、私は「VTuberにはぜひ気軽にリスナーの名前を呼んでほしい」と考えている。常日頃からリスナーの名前を気軽に呼べるような環境にしていってほしい。それが、ファンやリスナーが感じる距離感を一気に縮める手段になるはずだし、漫画やアニメのキャラクターとは違う「生身」で活動していることを示す特徴・武器になるはずだ。

身近な名前を呼ぶ手段として、YouTubeのスーパーチャット読み上げを連想する人が多いだろうが、別に手段はそれだけではない。ラジオのように記名のおたよりフォームを設けてもよし、単にコメントをくれた人の名前を呼ぶだけのコーナーを作ってもよし。イラストを描いてくれた人の名前を併記するようにしても良いし、Twitterのリプライで時々名前を入れるようにするだけでもファンが感じる距離感はより縮まるであろう。


極端な例を言うと、ファンを入れたTwitterリストを作ったりフォローバックしてしまえば、もう「認知した」と言ってるのも同然だし、これを実践しているVTuberも存在する。ただし、数十人ならともかく万単位に及ぶファンをリスト管理するのは果てしなく面倒で、現実的ではない。ファン数や本人の負担度合いに応じて、より気軽な方法を模索すると良いだろうと思う。