kariaの日記 @ Alice::Diary

ノリツッコミの鳩子がはてなブログ書いちゃうよ

自宅の大容量NAS2台をどうするんだ問題

自宅でReadyNAS Ultra6を2台運用しており、1台あたり6発のHDDが刺さるので合計12発のHDDを稼働させ続けるという異常なことをしているのですが、ReadyNAS Ultra6自体が2011年発売の代物ですでにEoLを迎えており、さすがにそろそろ寿命のことを考えてやらんとなあという時期になってまいりました。稼働開始時期を確認したところ2012年8月頃のようなので、4年以上経過していることになります。

実際のところ、過去に電源が故障してしまったこともあったのですが、その時は分解して代替のSFX電源に交換することで乗り切ってしまったのでした。ファンも一般的な12cmファンで交換可能。

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(ちなみに「電源の規格なんだっけ」と思ってググったら自分のFlickrアルバムが一番上に出てきてビビった)


さて今後どうするか、と考えてるのですがこれといった案がございません。とりあえず、考えている案をつらつらと書き連ねてみます。

ReadyNAS 2台分より容量が大きなストレージサーバー(またはNAS)を新設して動かす

この案には大きな問題があって、4TB以上のHDDがなかなか安くなりません。

akiba-pc.watch.impress.co.jp


3TBモデルがずーーーっと(年単位で)容量単価が最安の状態をキープしていて、例えば上記記事にある通り6000円でゲット出来たとすると1TBあたり2000円(1GBあたり約2円)です。この記事を書いている今日現在はここまで安く入手できないのですが、それでも8000円あれば十分といった状況です。比較的高めのAmazonで買ったとしても7980円といった感じ。

なので、極端な話をすると3TB HDDを大量に並べるのがストレージのコストパフォーマンスだけを見ると最高で、仮に容量が不足したら3TB HDDをひたすら追加してLVMやらなんやらで拡張していけばいくらでも追加していくことが理論上可能です。ですが、電源容量とかケースに刺さる台数とかSATAの端子数とか様々な物理的問題があるので、やっぱり無限に台数を増やし続けていくわけにはまいりません。

というか、話を戻すとやりたい事はReadyNASのリプレースなわけで、ReadyNASに刺さっている12台のHDDは既にすべて3TB以上のモデルになっています。どうせリプレースするならより大きな容量のモデルで台数の集約を図りたいのですが、4TB以上のモデルの値下がりがあまりにも緩やかすぎてコスパが悪すぎるという状況が延々続いています。一応、4TBモデルは11,000円台まで下がってきてはいるのですが、それでも3TBモデルとの価格差は歴然としています。1TBしか変わらないのになぁ。

kakaku.com

ちょっと上の6TBモデルの状況はさらに悪く、価格推移グラフを見ると11月に入ってから数千円レベルでモリモリ値上がりしている様子が観測できます。マジかよ……。まあ順当に考えて急激な円安の影響かなぁとは思いますが、それにしてもこれを数台ポンと買うぞみたいな決断はちょっと無理。

kakaku.com

というわけで大容量ストレージサーバーの構築はペンディングというか、故障交換用に必要な最低限の3TB HDDだけちまちま買い続けているといった状況です。1回真面目に試算してみてもいいけど、最低30TBは欲しいしRAID6以上の冗長性は欲しいところですね。うん、厳しい。

クラウドに頼る

これも一時期やろうとしてたのですが見事に頓挫しました。

まず容量無制限系のストレージはことごとく破滅が訪れており、代表的なものを挙げるとOneDriveが容量無制限を取りやめるという出来事が年始にありました。なので「容量無制限」をうたっているストレージサービスは基本信用しないことにしています。

いっそのことs3とかに上げちゃえばいいんじゃね、って思うんですが、さすがに月額$0.025/GBの負担は個人には大きすぎるものがあります。先ほど3TBモデルのHDDが1GBあたり約2円みたいな例を挙げましたが、これまでの運用実績を見ると短くても1.3年、長いと3.8年とか平気で持ちます。もちろんその他に電気代の出費とかもあるんだけど、さすがにバルクのHDDのほうが単価安いに決まってるわ。

あとインターネット回線の速度向上がなかなか訪れないというのも、全部クラウドに投げつける気持ちになれない大きな要素としてあります。ざっくり試算すると、1TB分のストレージを8Mbpsの速度でアップロードし続けると24.1日かかる計算になります。なぜ8Mbpsなどという大昔のADSLみたいな速度で計算しているのかというと、ISPの規制が日に日に厳しくなってきている為です。

s3の単価が今の100分の1になったりして、かつインターネット回線の速度が今の10倍ぐらい安定的に出るようになったら考えるかなぁという感じです。何年経ったらその時代来るんだろう(特に後者)。

オチ

特になく終了。可動部分(電源とファンとHDD)以外が壊れること無いだろうし、LAN内部からしか参照しないし、当面は壊れたら壊れた箇所だけ交換していけばいいか。故障してもパーツレベルで替えが効くという点では、やはりReadyNAS Ultra6はイイ奴だったなぁと改めて思ったのでした。おわり。